オリーブってすごい2/3 「スクワランという成分」
2020年 08月 28日
オリーブの生産の70%以上が
イタリア、スペイン、ギリシャ、トルコなどの
ヨーロッパの国で
近年では、世界中の国で
特徴のある生産が!

食用がメインでオリーブは
伝統的に用いられてきたが、
オリーブの化粧品はどうだろうか?
みなさんが大きく注目するのが
オリーブに含まれる
スクアレンに水素を結合した
スクワランという成分
いわゆる結合による安定化された成分
このスクアレンをサメの肝油から発見したのは
実は日本人の油脂学者:辻本満丸様
世界でも注目されている成分の発見で
サメの中でも特徴のあるサメに由来して
スクアレンという名前を命名されている
squalene
今話題の
シトルリンという成分を
日本人の学者が発見して
スイカという意味のラテン語から
命名したという注目の成分など
日本の成分発見の学者の功績は高い
さて、スクワラン だが
実は人の場合は
肝臓でスクアレンが生体生成され
さらに皮膚構成としてスクワランに
肌には
10%のスクアレン
2%のスクワランが
平均的に存在するといわれるが
加齢とともに生成機能の低下が
見受けられて
肌への潤いが保たれなくなるとされる
オリーブのみならず
現在、スクアレンを含む植物は
米・大豆などがある
植物性はサメの様な動物性に対して
純度やコストなどで厳しい状況が
続いたが、米糠からの生成に成功した
研究企業などの努力
動物由来の減少などで
植物性の成分はさらに注目を集めている
主にスクワラン は
エモリエント効果といわれる
潤いを中心にした
効能に用いられることが多く
過剰な効果効能が語られる化粧品業界も
多く見受けられるが
基本は保湿・肌の保護という考え方が
私は正しいのではないかと考える
キャリアオイルの一部として
考えて、そこに効果の期待できる成分を
プラスしていく様な使い方がベターだと思われる。
日本国内では
香川・岡山などの先進的にオリーブの
化粧品に取り組んでおられる企業も多く
原料メーカーの努力で
優れた安定した
オリーブスクワランが
手軽に入手できる様になってきた。
オリーブは数千年の歳月を人との暮らしに
寄り添ってくれている植物
オリーブってすごい!
herbman
by narutakano
| 2020-08-28 07:09
| Pharm is Life